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view【DIY】空き家をリノベーション!補助金は利用できる?
近年は、空き家の増加が問題視されています。一方で、風情のある空き家の魅力に気づいた若者からミドル世代の間で空き家をリノベーションして活用する人も増えてきました。
この記事では、空き家をリノベーションしたい方に向けた補助金の支援制度を紹介します!
空き家のリノベーションの費用はどのくらい?

空き家のリノベーション費用の平均はおよそ250~1200万円と言われています。家の劣化があるかどうかによっても費用は大きく変わってきます。特に風情豊かでいかにも昔ながらの立派な古民家などは築が50年以上経過しているものも多く、現在の家づくりの技法とは大きく異なります。
そういった物件となると正直なところ改修費用も高いです。なにより、当時と同等の技術を持つ大工さんや職人さんが減ってきていることもあり、古民家になればなるほど改修は中々ハードルの高いものになります・・・。
そういった古民家の部類に入る建物だと、屋根や躯体そのもののコンディション次第では2000万円を超える改修費用になった事例も過去携わった案件の中にはありました。
が!古民家ならではの風情や風格は格別のものがあり、今では見られないような梁や柱などは迫力のあるものもあったりで、そこに価値を見出す方も多く、個人的な思いとしては、予算さえ折り合いがつくなら是非街づくりの観点からも古民家を楽しむことが歴史のある住宅文化の保存に繋がると考えています。
補助金は利用できる?

結論から言うと、補助金を利用することは可能です。多くの都道府県や地方自治体では、改修に関する支援制度があります。
助成の対象となる事業内容や期間は決まっていますので、気になる制度に関しては早めに問い合わせすることを推奨します。
また、リノベーションや改修内容によってもらえる補助金は変わってくるので、それぞれの用途に合った支援制度を活用してみて下さいね。国や地方自治体の補助金制度についてはこちらから。
最近では古民家用のリノベーション融資を展開する金融機関も現れてくるなどしており、「スクラップアンドビルド」の傾向からの脱却を社会が目指しているのが少しずつですが実感として湧いてきています。
空き家リノベーションに活用できるおすすめの支援制度3選

それでは、以下から空き家のリノベーションに役立つ支援制度の紹介をします。
①長期優良住宅化リフォーム推進事業
国土交通省が施策として行っている長期優良住宅化リフォーム推進事業。
こちらの制度は既存住宅の長寿命化、省エネ化に役立てる性能向上リフォームや子育て世帯に向けた支援を行っています。良質な住宅のストック形成や将来世代への子育てしやすい環境整備を図ることが目的です。
支援を受けるためにはリノベーション前に建物状況調査を行い、場合によっては住民票の写しや契約書が必要になるので、気をつけましょう。
②地域型住宅グリーン化事業
地域型住宅グリーン化事業は国土交通省が行う施策です。省エネルギー性や耐久性に優れた新築・中古の木造住宅に対して補助金を交付する制度です。
地域における木造住宅の生産体制を強化し、環境負荷の削減を目指すことを目的としています。
建材や設計、施工などの業者が住宅供給グループとして連携し、省エネルギー性や耐久性に優れた木造住宅を対象に改修工事を行います。
③ZEH補助金制度
この制度は子育て・若者世帯を対象にしていて、最大補助額は100万円です。エネルギーの自給自足により、防災やヒートショック対策にもなるZEHの普及、高断熱化の推進を目的としています。
他にも様々な補助金があるので、住宅購入とリノベをセットで検討成されている方はぜひご相談ください。
余談ですが、僕自身も自宅を購入した際にフルリノベーションをして、補助金を利用させていただいたのですが、
まあ~・・・申請が煩雑でしたし、何度も対応窓口に足を運びました!中々ご自身でやる分には難しい場面もあるかもなので、可能な限りアドバイスをしたり、お手伝いをしたりと致しますので、お気軽にご相談ください。
まとめ

いかがでしたか?
今回は、空き家のリノベーションにおける支援制度を紹介しました。
他にも空き家の活用に関する記事もありますので、よかったらチェックしてみてくださいね!
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